2025年9月28日(日)15:00~17:00
■ 参加者数:22名
三重テラスでは、2024年2月に「一献の系譜」、同年9月に「ひとにぎりの塩」のチャリティ上映会、2025年3月と4月には石川県特産品の展示販売や、観光情報発信など、能登とつながるイベントを開催してきました。
今回、日本酒部の活動では、映画制作等を通して地域文化と人々の営みを見つめてきた石井監督から、震災後の能登半島でのボランティア活動のお話を伺い、酒蔵のこれからやボランティアの在り方などについて、考える機会となりました。
後半には、能登の日本酒と三重のおつまみを楽しみながら、石井監督と参加者で交流を行いました。
■「一献の系譜」「ひとにぎりの塩」の映画監督、石井かほりさん。

■石井監督のトークより
▢『能登の復興支援というと”支える側と支えられる側”のように分けて考えてしまいがちですが、実際に現地で関わっていると、いつも「支えられているのは私の方だな」と感じます。能登の人たちは、自然と共に生きることの厳しさも喜びも知っていて、その姿に何度も心を動かされてきました。今回の三重テラスでのイベントでも、たくさんの方が能登を想い、語り合い、笑顔でつながってくださる姿がありました。この三重と能登との出会いが新たなご縁となり、能登への応援の輪が広がっていきますように』
▢被災されたはずの方々が、現地に行くと親切に接してくださる。世の中がお米で大変な時に、支援のため現地入りした際に、お米をくれた。能登の方々は、自然からの恵みは皆で分け合うもの」という考えが、当たり前に根付いている。「自然の恵みをいただきながら暮らす」=自然の厳しさを引き受ける覚悟を持つ、精神が醸成されている。
▢能登ボランティアのポイント
①人道支援のために動ける仲間との出会い
②防災スキルがUPする→簡易トイレを作れるようになる
③ボランティアエクササイズ!日頃使わない筋肉を鍛えられる
④宿泊費が安い!その分、現地で買い物して還元できる! (日本酒、ワイン、牛肉、鮮魚、漆、珠洲焼きなど)
⑤食事が最高!!被災地とは思えない食材。
⑥ここからの変化を一緒に作っていける!
⑦優しく明るい能登の方々との出会い!!
■東京八重洲にある、石川県のアンテナショップ「いしかわテラス」さんより、能登の日本酒5種を購入しました。



■能登の日本酒を味わいながら、交流を深める参加者のみなさん



■参加者からの感想
・能登の話と日本酒と、楽しいひとときでした!
・まだまだ復興過程ですが、現地の方の努力が伝わった
・泥かきなどの作業をしての感想などを聞けて、リアルな現状を知ることができました。
・想像よりカジュアルで楽しい
・能登がさらに好きになりました!
・揚げ浜塩を少しずつ大事に食べています。能登の香箱ガニを食べに、何かお手伝いに行きたいと思い ました。
・能登の事を知ることができて、本当に良かったです!
・能登の方々の暖かさがお話を通じてお聞きできて良かったです。
・能登杜氏と能登の置かれていた状況の関係を知りました
・珠洲や輪島など、今まで訪れたことのない地域の現状について理解が深まったと思います。
■参加者からの募金額は、50,850円となり「石川県酒造組合連合会様」へ、全額寄付させていただきました。
(コミュニティマネージャー 大西、阿部)